九月
衆生の心は皆善につけ悪につけ迷いを本とする
顕謗法鈔
迷いの心…人々の心は善につけ悪につけ、迷いを根本としています(だから、なかなか仏に成れないのです)。
このお言葉は、弘長2年(1262)の41歳の時、ご流地・伊豆にてお書きになったものです。
法華経以外のお経はお釈迦様が人々の心に随って説かれたもので、それはことごとく九界(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上・声聞・縁覚・菩薩)の衆生の心に相応したものです。
九界の衆生の心は、それが菩薩のように善であっても、地獄・餓鬼・畜生・修羅のように悪であっても、その心の根本は無明(人間が根本的に持っている無知・迷い)から生じたものであるから迷いの世界を出られないのです。
仏界に悟り入るには法華経以外のお経では不可能なのです。
れは法華経以外のお経を随他意といって、衆生の心にあわせてお説きになった方便の教えだからです。
法華経こそ随自意といって御仏のみ心のまま(本懐)説かれた真実の教えなのです。
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