一月
法華経は
佛の正直捨方便(しょうじきしゃほうべん)と申して
真実が中の真実なり
可延定業御書
このお言葉は日蓮大聖人が信者である富木尼へと出されたお手紙の一文です。
当時病床に伏していた富木尼に対して、大聖人は古代インドの阿闍世王が父王を殺し、釈尊に悪心を抱いた報いを受けて大病にかかり、名医耆婆の勧めで釈尊に帰依し、法華経の功徳を受けて命を長らえた故事や、ご自身の体験として、法華経の功徳によって大聖人の母上の病が癒え、寿命を長らえたことを述べられました。
「この世のすべての人々にとっての最上の良薬」と説かれている法華経をさらに深く信仰すれば病もたちまちに癒えると説いて励ましの言葉とされました。
またここでいう「病」とは単純に疾病(しっぺい)のことだけではありません。仏教では特に心の病を指します。
末法の世である現代においては邪智謗法(じゃちほうほう)の者が充満して私たちの仏性を曇らせており、まさに「病膏肓(やまいこうこう)に入る=不治の病にかかる」有様です。
このような状況なればこそ、私たちは大聖人のお言葉を素直に受け止め、正直に方便を捨てて真実たる法華経をより深く信じるべきなのです。
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